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なぜウェブマーケティングだけ特別視してしまうのか

こんにちは、インヴォルブ代表の吉村です。
今回は、なぜウェブマーケティングだけが企業が当たり前に実施している色々なマーケティング手法のなかで特別視され続けてしまうのだろうか、特別視する意味はいったいあるのだろうかというお話をさせて頂きたいと思います。

なぜウェブマーケティングは特別視されてしまうのだろうか

当たり前と言えば当たり前の話なのですが、私はウェブマーケティングを仕事にしている人間なものですから、お客様との商談の際にはどうしてもお客様がお困りの悩みについて「ネットを使えばこんな解決方法がありますよ?」と提案することがほとんどです。
当たり前と言えば当たり前のことですが、インターネットを使うのとはまた違った解決方法というものもきっと世の中には少なからず存在するはずです。
自分はそのようなインターネット以外のマーケティング手法を改めて勉強するでもなく、ウェブマーケティングに関する提案を続けるばかりでいいのだろうかと考えたりすることもありました。

ウェブマーケティングが目的になっている事がある

また一方で、今何に困っているとかお客様にこんな風に思って欲しいとかそういう話は全部すっ飛ばして、「検索順位を上げて欲しい」とか「問い合わせの数を増やして欲しい」とか「ネットを使って売上を増やしたい」とか「SNSをやりたい」とか、手段ではなく目的としてウェブマーケティングをやりたいと考えて相談されるお客様もいらっしゃいます。
そしてそういうお客様の要望をまとめると詰まるところ「ネットのことは全部丸投げしたい」という相談だったりすることも少なくありません(苦笑)。

ウェブマーケティングは任せっきりでいいの?

自分はウェブマーケティングの専門家という狭い領域でのみお客様のビジネスを一緒に考えるというやり方でいいのだろうかという悩みと、「ネットのことはよくわからないから専門家の人に丸投げでやってもらえばいいや」と考えてしまうお客様が多く存在しているという現実。
私はこの二つの事実を並べてみ考えてみた時、なんだか少し「あれ、おかしいな」と思ったのです。

ウェブマーケティングの道筋

私はお客様の事業についてヒアリングを行い、その事業がどのような顧客に必要とされているか、そのサービスにはどのような強みがあるか、どのような魅力があるかを考え、そしてそれらの情報をそのサービスを必要としているお客様に届けるにはどうすればいいか、どんな形で届ければいいかを提案させていただきます。
具体的な提案内容はもちろんウェブマーケティングの範疇に収まるのですが、その提案が出来上がるまでの道筋は他の分野のマーケターがやっていることと全く同じ、お客様の事業をよく理解しその事業が発展するためのお手伝いをどうすればできるか考えるということです。
そう考えると今度は逆に「ウェブのことはよくわからないからお任せで」と考えてしまうお客様がいらっしゃるのも不思議な話で、例えば販促物や印刷物をどんな仕上がりにするか業者さんに丸投げにしたがる人はあまりいらっしゃらないと思います。
看板や店舗のディスプレイや、スタッフの接客態度をコンサルタントさんに丸投げで、という話にはきっとならないはずです。だけど、ことウェブマーケティングに関してはどういうわけか、他のみなさんご自分でポリシーを持っていらっしゃる他のマーケティングとは全く変わらないはずなのに、「お任せで」「とりあえず結果出してください」となってしまう。
もちろんそうなってしまう理由というのも理解はできます。

等身大のブランドイメージの表現をお手伝い

生まれてからまだせいぜい四半世紀ほどしか経ってないインターネット、しかも最初は「一応インターネットもやっておいた方がいいらしいよ」くらいだったはずが目まぐるしい進化と変化を遂げて気づけばあっという間にインターネットは私達の生活に浸透し、今や社会になくてはならないあって当たり前の存在となっています。
専門家ではない一般事業者様がたが苦手意識を持って安易な「必勝法」を求めたくなってしまうのも無理もないことです。
しかし、実態は他のマーケティングと変わらず、インターネットを通じて事業者様が世界に発信すべきは、そのサービスを必要としている人たちになぜ必要かが伝わる等身大のブランドイメージです。
背伸びをしなくちゃならないもので、とにかく目を引くやり方で数字につなげるべきもので、といった先入観を持ったお客様に当たり前にインターネットが存在する世界にちょうどいい身の丈にあった丁寧なウェブマーケティングをご提案するため、橋渡し訳の存在として、私のようなウェブマーケティング専門の人間が必要なのかもしれません。
私たちインヴォルブは、お客様の事業をまっすぐに言語化して表現して等身大の存在として必要とされる人の目に届く、そんな幸せな当たり前のお手伝いができる会社になりたいと考えています。